武道とは武士の嗜みとして始まり武士道の精神を後世に伝える有形無形の価値を有しています。現在では弓道、剣道、合気道、居合道、柔道、柔剣道、様々な武道があります。今日はその中でも党員さんの紹介で見学させていただき初めて知った杖道(じょうどう)についてご紹介させていただきたいと思います。
杖道とは江戸時代初期に創始された古武道である「神道夢想流杖術」(しんとうむそうりゅうじょうじゅつ)を起源としており現在でも全国各地で小学生からお年寄りまで男女を問わず親しまれ日々研鑽されています。その理念は「不殺」という精神で、傷つけず人を懲らしめて戒むるすなわち相手を殺傷するのではなくその攻撃を巧みにいなして制圧するというものです。その精神性の高さは日本武道の中でも際立ったものではないかと思います。使う武器はただの円柱の棒(状、白樫製長さ128センチ直径2.4センチ)ですが、持ち方や繰り出し方によって「突けば槍、払えば薙刀、もてば太刀」とあらゆる武器の特性へと変化します。また防具はつけずあらかじめ決められた約束組手(形)を2人1組で稽古します。安全性が高いため、年齢や性別、体格を問わず取り組み心身を鍛えられるものです。
歴史的には二刀流の剣豪宮本武蔵と亘り合ったという夢想権之助藤吉が考案しついに武蔵の秘技を破ったという伝説が残されており黒田藩(福岡)のお留武術(門外不出)として伝承されてきたものです。このような日本武道の精神は九州において思想としては葉隠(佐賀藩)や武術として杖道(黒田藩)といったように今の日本に、ここ大分でも脈々と引き継がれていることが私は嬉しく大切にしなければと思いました。練習でも、示範がその足の出し方では受けが弾かれるとして400年前の日本人は歩き方がそもそも今と逆で右手と右足、左手と左足を同時に交互に出していたことを伝えられていました。それを踏まえて動くことで形が通用することを説明されていて武道を知りかつての日本人を知るというとても大切な場であるのだと認識しました。



この記事へのコメントはありません。