参政党は反グローバリズムを掲げています。グローバリズムとは経済的合理性を求めるがゆえに意図しあるいは無意識的に進んでいる世界の均質化のことです。一番分かりすい例が労働者としての移民受け入れでしょう。それによって地域のコミュニティに分断が生じてしまう。数が多すぎて、もはや日本人と同化することは叶わず、違う文化の民による別のコミュニティの形成が生じる可能性がある。果たしてそこは日本なのかという疑問すら抱くことがあります。これは長期的には経済的にも合理的ではないのですが今回はその問題はおいておき、その労働力としての移民受け入れを本質的に意図せず進めてしまうグローバリズムの力の源泉について考えてみたいと思います。またグローバリズムが一概に弊害だけとは限らず、アダムスミスが『国富論』で分業と生産力向上の議論で指摘したように、「グローバリズム」の結果、現代の庶民はかつての王侯貴族がしていたような暮らしをしているのも事実なのです。国境を越えた市場統合を、経済成長や効率性の視点から基本的に望ましいものとして推進する主体をグローバリストと呼びますが人であれ多国籍企業(世界展開する企業群)であれ共通しているものは資本市場を中心とした現代の経済システムから大きな影響をうけていることです。彼らはそこで利益を得てさらに利益を冨を最大化させるために活動しています。極限すれば彼らの力の源泉は株式市場そしてその市場を形成する個々の企業の株価を形成しているものは何かというところに行きつきます。我々がいう会社の時価総額といういわゆる会社の価値は日々の株価によって規定されています(株価×発行済株式数)。そしてその日々変動する株価というものによって経済活動をする企業の価値は高まっていくのです。例えばテスラという会社が365ドル(58,400円)であったとしてそれに株式総数39.50億をかけたものが時価総額1.44兆ドル(230.4兆円)となります。そしてこの365ドルはどのように決定されるか。それはテスラが将来的に生み出す利益(富)が織り込まれいるというのがポイントなのです。実際にはテスラが1年で生み出す利益は1.07ドル(1株あたり)です。その338倍の値段がついているというのが現実です。これは何を意味するかというとテスラの利益が永遠に変わらなければテスラに今投資するとその資金を回収するまでに338年かかりますよということです。(成長しなければ!)実態はテスラ株は毎年1ドル程度を生み出す「マシン」に過ぎない。しかし投資家はこれから成長する見込みがあるから(もっと早く回収できるから)リスクを取ってお金を預けているのです。つまりテスラには未来価値が多分に含まれているのです。そしてこの未来価値がテスラの力の源泉であり、テスラに限らず多国籍企業と呼ばれる企業群は軒並みこの未来価値を現在価値(時価総額)として一部を市場で換金することができるのです。ちなみに日本の国家予算(一般会計)は0.76兆ドル(122.3兆円)ですのでこの額がどれほど莫大かまた、アメリカ株式市場全体では76.4兆ドル(1京2224兆円)いっけいにせんにひゃくにじゅうよんとなります。この一部が実体経済に流れ込むことでどれだけのインパクトがあるかは想像できるかと思います。利益を上げることを至上命題とするこの「株式会社」が世界を共通のプラットフォーム(安い労働力、開かれた市場、共通の価値観)にすることでより合理的、効率的にお金を稼ごうとするのは自然ななりゆきでしょう。そして以外と自分たちの目指す事業以外には盲目的になりがちである。国際機関、各国政府の政策決定者もまた、経済成長、雇用、税収、投資、企業活動から自由ではない。これがグローバリストがグローバリストたり得る所以でありそのグローバリズムを進めていく上での力の源泉となっているのです。
グローバリズムの本質とは~その力の源泉について

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