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ベネズエラへのアメリカの介入について

ベネズエラのマドゥロ大統領を米軍が拘束しアメリカへ移送するという驚きのニュースがありました。力による現状変更を認めないとする立場からは大いに非難の声があがるでしょう。特にベネズエラのマドゥロ政権に近い、中国、ロシアなどはこれを強く非難するとともに、台湾やウクライナにおける自国の行動の正当性を強固にするよい材料とするでしょう。また今回の米国の目的は米国内への麻薬の流入拠点であるベネズエラを叩くと同時に同国の石油資源を米国が管理することのようです。マドゥロ政権はかつて国内の米国由来の石油資本を一方的に取り上げ国民に分配(資源、利益)するという政策を行っていたようですがこれもまた力による現状変更であることに間違いありません。つまり資本主義(グローバリズム)を民主主義が否定した。そしてその民主主義は再び資本主義により否定されたということでしょう。

どちらもどちらだといえますが日本が不平等条約(治外法権や関税自主権)を解消するために幕末から50年かけてコツコツと国際的地位を高めた末に行ったことを考えるとベネズエラはこの「不平等」な資本主義を民主主義の名の下に一気に覆したもののその反動がきたとも取れます。ただここで考えなければならないのはグローバリズムという資本主義は「合法的」なルールの下に国際的に展開されているものであって単純に搾取、被搾取の関係にあるのではないということです。反グローバリズムを掲げても超えてはいけない一線があった。今後国際社会がどう反応していくか注視していく必要があります。

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